イッカボッグ・訳 by どら雲

JKローリング新作「イッカボッグ」を訳してみた by どら雲

イッカボグ

 

追記・イッカボッグについて

オンラインで無料配信されていた物語「Ickabog・イッカボッグ」の公開は、2020年7月20日にて終了となりました。

次に物語を読めるのは、2020年11月10日発売の、印刷本、音声書籍、電子書籍となります。

日本語訳が、11月に同時発売されるのかどうか定かではありませんが、近いうちに発売されるでしょうから、楽しみですね。

(日本語訳のオンライン公開は、イッカボッグのオフィシャルサイトではなく、日本語版の出版社・清山社の公式サイトで公開されていました。)

 

ハリーポッターのJ.K.ローリングが新作を発表したいきさつ

現代史における児童文学の代表作とも言われる、ハリーポッターシリーズ。

全7冊(1997-2007)は、80ヵ国語に訳され、5億部を超えるスーパーセラーとなりました。

映画化、ゲーム化、テーマパーク化と、その人気は、いまだ衰えを見せません。

 

シリーズの作家は、イギリス人のJ.K.ローリング

1990年、彼女は、世界最大の国際人権NGO、「アムネスティー・インターナショナル」でリサーチと通訳秘書の職務についていました。

その時、マンチェスターからロンドンに向かう列車旅行の道中で、初めてハリーポッターシリーズのアイデアを思い付いたそうです。

その後、母親の死、長女ジェシカの誕生、離婚、そしてホームレスに近い貧困生活。

波乱万丈な7年間を過ごしたのち、1997年にハリーポッター初版発売となりました。

 

今回発表された児童書「イッカボッグ」は、

ハリーポッターシリーズを執筆中に同時進行で書き進められ、

当初は、2007年のハリーポッター7冊目「ハリーポッターと死の秘宝」の後に出版される予定だったそうです。

が、その後、5年間の間、出版はお休みすることとなり、ローリング氏は、その間に、大人に向けた本を2冊執筆。

児童書からは、しばらく遠のくことを決めていました。

 

その時点で、すでに仕上がっていた「イッカボッグ」の原稿は、屋根裏部屋に片付けられ、10年近くもの間、ホコリをかぶったままだったそうです。

 

ローリング氏にとって、「イッカボッグ」のお話は、彼女のふたりの子供がまだ小さかった頃、おやすみ前に読み聞かせていた、親子のハッピーな思い出、そしてそれは、ふたりの子供たちだけのものだと思っていたそうです。

 

ところが、今回のコロナウイルス感染拡大という非常事態(2020年春)で、世界中の子供たちが外出禁止となり、

ローリング氏は、「イッカボッグ」をそんな子供たちのために、オンラインで無料提供してはどうかと思いついたのです。

今ではティーネイジャーとなっている彼女の子供たちは、そのアイデアに大賛成、さっそくローリング氏は、引っ張り出してきた原稿の仕上げに取り組んだのです。

仕上げていく過程で、彼女は、もう一度、物語を家族に読み聞かせたそうです。

子供たちは、小さい頃に読んでもらった物語の記憶の断片を、今回の物語にも、ちゃんと再現してくれるようにとせがみました。(ローリング氏は、そのリクエストに従ったそうです。)

今までにない、特別な過程と長い時間を経て、「イッカボッグ」という物語が完成したのです。

 

「イッカボッグ」は、作者がそうしたように、子供たちに読み聞かせる用に、続き物に適した形になっていますが、7歳から9歳くらいの子供たちが、自分で読んでも、楽しめる物語です。

2020年の5月26日から7月10日の間、

イッカボッグ」は、チャプターごとに、ウェブサイトに無料掲載されることになりました。

他の言語に訳したものも、近々、掲載する予定です。

 

イッカボッグ」は、「真実と権力の乱用」をテーマにした物語です。

ストーリーは10年以上前に出来上がっていたものですので、今、世の中で起こっている出来事や、人物とは、無関係です。

けれども、「このテーマは、時代の流れや国境を超えて、いつの世にも通じるものです」と、

ローリング氏は記しています。

 

イッカボッグ」は2020年11月に、印刷本、eブック、オーディオブックとして発売予定ですが、作家に支払われる印税は、すべてコロナウイルスパンデミックの被害にあった組織・団体への援助金として、寄付するそうです。

 

イッカボッグを読んだ子供たちが挿絵を描いて応募するコンペ進行中

さて、今回の「イッカボッグ」、本の出版は2020年の11月の予定ですが、面白い企画が進行中です。

印刷本の挿絵を、一般読者の子供たち(7歳から12歳)から募集し、選ばれた作品が、起用されるというものです。

「イッカボッグ」挿絵コンペティション応募詳細 に、詳しい応募方法、イラスト・挿絵のテーマ、オンライン応募用紙が掲載されています。

応募締め切りは、2020年7月17日。応募は、1人につき、各チャプター1作品。

物語の各チャプターに登場する人物や場所、出来事など、イラストのテーマ候補が、リストされていて、子供たちは、好きなテーマを選んで、自由に描くというもの。

全チャプターに1作品ずつ応募してもいいので、1人で40作品とかになる可能性もあるんですね。

日本語訳の本も配信される予定のようですので、その時には、挿絵・イラスト募集も、新たに行われる可能性があります。(2020年6月22日時点で、日本語訳はまだ公開されていないので、この企画は日本向けには出されないかも)

子供たちに、お話を読み聞かせてあげて、想像力を生かした絵を、自由に書かせてあげると楽しいのではないでしょうか。

あのハリーポッターの物語を書いた作家の新しい本に、自分の描いた絵がのるなんて、それこそ、夢のような、マジカルな出来事、そして一生の思い出となることでしょう。

 

ハリポタ作家・J.K.ローリングの新作「イッカボッグ」のまとめ

 

  • オンライン無料配信は2020年5月26日から7月10日まで
  • 印刷本・eブック・オーディオブックは2020年11月に発売予定
  • 出版本に掲載される挿絵・イラストは、一般の子供たちから募集
  • 7-12歳の子供による作品、応募締め切りは2020年7月17日。

 

あのハリーポッターの作者、J.K.ローリングによる、久々の児童書「イッカボッグ」の出版は、世界中の子供たちにとって、とてもエキサイティングな出来事となることでしょう。

この記事の続編として、オンラインで公開された物語「Ickabog」のチャプターを楽しく読みながら、勝手な解釈で訳してみました。日本語版配信・出版までの予告編ということで。興味のある方は、読んでみてくださいね。

原作の英文は、イギリス英語で、舞台も現代ではありませんが、子供向けのお話ということで、文章自体は読みやすく書かれています。

細かく単語を調べたりせずに、あらすじをつかむ程度で、読み流してみると、英文読解のいい教材にもなりそうです。

参考リンク

「イッカボッグ第一章」無料配信サイト(イギリス英語と米英語あり) (公開終了)

「イッカボッグ」挿絵コンペティション応募詳細 (応募終了)

 J.K.ローリング公式サイト

 

「イッカボッグ」訳してみた by どら雲:目次と登場人物紹介

挿絵は、現在進行中の子供たちからの応募作品の中から掲載させて頂きました。内容は抜かしているところもたくさんあり、荒っぽい訳なので、本が出版されたら、みなさん、ぜひ本物を楽しんでくださいね。

(注)この記事内のカタカナ表記を含む表現文字は「どら雲」独自のもので、正式表記とは異なりますのでご了承ください。

イッカボッグ

 

主な登場人物

フレッド王・・・・・・・・・コルヌコピアの王様。人気者でいることばかり気にしている

スピトルワース公爵・・・・・フレッド王の宮殿に住み着いている。ずる賢くてお金の亡者

フラプーン公爵・・・・・・・スピトルワースの相棒、宮殿に住んでいる。大食い

バート・ビーミッシュ・・・・都に住む少年。ちょっと弱気だが正義感が強い

バーサ・ビーミッシュ・・・・バートのお母さん、宮殿でおいしいお菓子を焼いている

デイジー・ダブテイル・・・・バートの親友。お転婆で頭がいい

ダン・ダブテイル・・・・・・デイジーのお父さん、大工。宮殿の仕事もしている

ローチ少佐・・・・・・・・・宮殿に仕える軍人。のちにスピトルワースと組むことになる

エスランダ令嬢・・・・・・・宮殿に暮らす令嬢。憧れの的。美人で優しい。

グッドフェロー大尉・・・・・宮殿に仕える軍人。エスランダ令嬢に恋している

イッカボッグ・・・・・・・・・か・い・ぶ・つ・・その正体は?

 

「イッカボッグ」目次とリンク

 

 

 

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