渡米1週間目の頃です。
サンタモニカ・ピアのすぐ近くに大きなマクドナルドがありました。私は昔からマックシェイクが大好物で、高校の時は毎日のように友達とマックに寄ってミルクシェイクを飲むのが楽しみでした。
サンタモニカ・ピアの周辺は、今ではおしゃれなレストランやショップ、電車まで走っていて、当時とは、まるで違う雰囲気になっていますが、その頃は、マックの存在がまだまだ大きかったんです。
やっと本場のマックシェイクにありつける~~
あれは5月だったか、ちょっと緊張気味に英語マックに入り、オーダーしました。
お~の~~、なんでわからんの?
それから数か月、Tokiはチョコレートシェイクばかりオーダーしましたとさ、めでたしめでたし・・・。
って、ちゃうやん!なんで通じへんのよ!
BとV、LとR、SとTH、などなど、そんなに違う?
日本人が英語の発音を練習するとき、苦労するのは、日本語にない音です。舌の構造が違うとか、筋肉が発達していないとかなんとか、理由はどうであれ、生まれてからずっと発音したことのない音を出すというのは、ひと苦労です。
もっと厄介なのは、カタカナ英語が普及してしまったために、言いやすい音を作り上げて発声してしまうこと。
典型的なのは外来語。
たとえば、
- バレーボールはVとB、でも日本語ではBとB
- サンキューはTH、でも日本語ではS
- バニラはV、でも日本語ではB
何でわからんの?と言いたくもなりますが、ネイティブにとってこの違いは相当なものなんです。特にNon-ネイティブの英語に慣れていない人にはまるで通じません。
日本人以外にも同じような発音の悩みを持っている国の人はいます。そういう人がVをBと発音したり、RをLと発音すると、日本人にはちゃんと通じます。でも英語ネイティブには通じません。
基本的な発音だけは、しっかりとマスターしましょう
発音については、Phonicsを使ってしっかりとそれぞれのアルファベットの音をマスターすることから始めるのが一番ですが、そのあとは、ただただ発声練習を重ねるのみ。
でも大丈夫です。必ずできるようになるんです。ネイティブの発音を聞いて、それを繰り返し10回発声して、またネイティブの発音を聞いて、また10回発声して、これを50回くらい、いっきに練習すると、できるようになります。
この時、カタカナ英語などを参考にしないでくださいね。聞こえるままを練習してください。
主要な音(日本語にない音)を覚えてしまえば、通じる英語にぐっと近づきます。