渡米後3年以内の頃です。
今思うと、私が英会話にそこそこゆとりを感じることができるようになったのは、渡米後3年くらい過ぎたころでした。
「遅いな」と感じる方も多いことでしょう。「アメリカで半年暮らせば英語ぺらぺら」という説がけっこう定着していましたから。
英語ぺらぺらって何なん?
今、私は英会話ができます。でも英語がぺらぺらとは言いません。私の「英会話ができる」定義は、
「わからないことをわかるまで英語で聞くことができる」です。
考えてみれば皆さん、母国語の日本語でも、知らない言葉はたくさんあるでしょ?
最近Youtubeで日本のニュースを観ていてよく感じるのが、「日本語ってこんなに難しかったっけ?」ということです。
聞いたこともない単語がぽんぽん出てきて、字幕の漢字もわからなくて、それに加えてけっこう難しい英単語を混ぜて話したりするし、
「みんなこれ、通じてんの?」って正直に感心しています。
でも、文脈でなんとなくわかったり、「これなんちゅう意味?」と物知りさん・又はSiriにでも聞けば答えてくれるし、それほど不自由には感じませんよね。
英会話も同様です。
「英会話ぺらぺら」というのは、意思疎通ができること、できなければできるまで英語でなんとかできるということです。
そういう意味で、私は自分の英会話にゆとりを感じるまでに、約3年かかったと感じています。
英会話上達の道にはいくつかの壁がある
英会話初心者のレベルでは、すべてが「???」、
"I don't speak English..." (って英語で言ってるやん、と突っ込まれるやつ)です。
それから一念発起して英会話学習を始めると、少しずつわかることが増えてきます。でも、そこからの道のりは、人それぞれに大きな違いがあります。私の場合は3つの壁を強く感じました:
第一の壁・1年目
ペラペラとは話せないけど、だいぶ聞き取れるレベルに到達。学校の授業やテレビドラマなどは、大体わかるようになってきたので、楽しくもある。けど、ニュースはまだまだ聞き取れなかった時期。
第二の壁・2年目
ワンパターンだけど受け答えができるようになってきた。でも聞き役になることが多く、突っ込んで話せない。極端に短い文章でしか答えられない。言いたいことはあるんだけどなぁ・・。単語力の乏しさを実感し、アメリカの高校生向きの単語教本とにらめっこしていた時期。
第三の壁・3年目
言われていることがわかるか、聞き返せるレベル。ニュースもわかる。でも映画や歌はものによってかなり苦戦、字幕見て「お~~そういうことか」。
引き続き、受け答えは短文が多く、なかなか説得力のある会話はできないが、回りから見ると、英語に不自由はないでしょと思われるレベルに到達した時期。
外国語環境で誰しもが感じること
大体の人は、ですよ。特に大人になってから英会話を始めた人の場合、
ぺらぺらと会話できないことで、自分のことを悲観的に見てしまうことが多いようです。
言いたいことが言えないと悔しいし、不便だし、もしかしたらバカにされてたり、どうせ言ってもわかんないと思われているかもと感じたり。
それで、引っ込み思案になったり無口になったり、英語で話す機会を避けるようになったり、その気持ち、よくわかるのですが、英会話をマスターしたいという目的からは、離れていってしまいます。
「優秀な人」の場合は、もっと辛く感じることがあるようです。知人にそういう人がいて、「自分は全部わかっているのに伝えられないから、わかっていないと思われるのが許せない。」と言ってました。
壁をぶち壊し前進あるのみ、あたって砕けろ、くらいが丁度!
英会話上達の手段は色々とあって、それぞれにプロとコン・長所短所がありますが、どうしても必要なのは、実践・体験の場。
そして、実践会話の量が多ければ多いほど、必ず上達します。だから、英会話を早く上手になりたかったら、最優先するのは、実践なんです。
単語力がまだまだでも、文法がもひとつでも、「正しい英語」でなくてもいいんです。
要は、コミュニケーションをとるために英会話を学んでいるのですから、通じることがいちばん大切です。
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だから気兼ねせず、恥ずかしがらず、カタコトからでも飛び込みましょう!
私が英会話を学んでいたころは、特に勉強やレッスンをしたわけではなく、あるがまま、なすがまま、正にマイペースで進んでいました。
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