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英語の発音上達法

中学生の時です。

先生のEverything

最初の英語の授業で先生が言いました。

「Everythingの発音知ってるか?」

そして先生は、大きく口を開けて、

E  Ve  Ry  Thi  Ng

と発音してみせてくれたのです。

「この単語には、日本人が苦手な発音が全部入ってんだ。」

そう言って、先生は「Everything」を連発しました。

私はひそかに興奮して、家に帰ると、何度も「Everything」を練習しました。

確かに、最初は全く言えなかったのですが、

ゆっくりはっきり、ひとつずつ区切って練習すると、そのうち、何となく言えるようになったような気がしてきました。

その英語の先生が、Phonics/フォニックスという発音練習法をご存知だったのかどうかはわかりませんが、その時先生が見せてくれたのは、フォニックスに近いものだったと今ならわかります。

フォニックスってなに?

日本人が学校で習うアルファベットは、文字の名前です。エービーシーというのは文字の名前で「音」ではないんですね。

ひらがなの50音は、文字の名前が文字の音です。だから50音・プラス濁音などの名前をマスターすれば、ひらがなで書かれた文章を完璧に読むことができます。

  • 「あなたの なまえは なんですか?」
  • 「あ・な・た・の・な・ま・え・は・な・ん・で・す・か・?」

でも、英語のアルファベットだと

  • What is your name?
  • ダブル・エイチ・エー・ティー・・・・

とはいきません。

Phonics/フォニックスでそれぞれの文字の音を習得すると、意味がわからなくても、文字を見ただけで発音ができるようになります。英語圏の子供たちは、そうやって読むことを学んでいるんですね。

日本人にも必須のフォニックスで発音を学ぶとどうなる?

このPhonics/フォニックス、英語を学ぶ外国人向きにもたくさん教材が作られています。Youtubeでもたくさん公開されています。

それぞれの文字の音を覚えるという学習なので、単調というか退屈というか、そういう理由からか、真剣に学習しようとする方が少ないように思えるのですが、実は、

Phonicsは、英語の発音を習得する、最高・最速の方法なんです。

しかも、アルファベットは(たったの)26文字。まず、それぞれの音を聞いて、真似てみる。20分の動画を2-3回見れば要領がわかります。

あとは、毎日、ABCの歌を、Phonicsの音で歌う、これを2-3週間続ければ、きっとアルファペットの音を習得できているはずです。

Phonicsをマスターしたら、そのあとは、その音を使って、単語を読んでみる練習です。

今までは単語全体を見て記憶してきました。「Window」という単語を見ると、「ウィンドー」だ、という具合です。どちらかというとカタカナ読みですね。

Phonicsを使ってこの単語を読むと、「w  i  n  d  o  w 」と、それぞれの音を発声することから始まり、そこから音をつなげていきます。

wi  n  do  w  ⇒  win dow ⇒ window

練習しているときは、リハビリやってる感があることは確かです。でも、恥ずかしがらず、無駄だと思わず、ぜひぜひやってみてください。必ず効果があります。

慣れてくると、音をつなげる作業がどんどん早くなってきますので、リハビリ感はなくなり、上手に発音できていることに気づくはず。

Phonicsでアルファベットの音をマスターすると、

できる!

  • 単語を見て、正しく発音できるようになる
  • 単語を聞いて、正しいスペルがわかるようになる
  • 発音がきれいに正しくできるようになる

はい、三拍子そろってます。ぜひ自習の時間にためしてみてくださいね。

おすすめのPhonics・フォニックス動画

大人向け:ご存知の方も多いと思います、ちぐささんの動画は’すばらしいです。
大人のフォニックス・2020年バージョン

子供向け:子供たちは、歌やリズムに合わせてストレートに楽しく音を覚えましょう。
フォニックストレーニングforキッズ

たくさんありますが、探し続けるのに時間を取らずに、このおすすめをまずやってみてください。1回じゃだめですよ~、毎日1回、10日くらい続けてみてくださいね。

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