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ゴルフ女子★初心者情報*ラウンド前に知りたい事②ープリショット

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プリショット・ルティーンとは?

プロゴルファーのラウンドを観ていると、

プレイヤーそれぞれが、かなりユニークな「プリショット・ルティーン」を徹底していることに気づきませんか?

プリショット・ルティーンとは、

ショット直前に行う、儀式のようなもの。

 

スタンスに入る前、

スタンスの入り方、

目標の確認、

素振り、

トリガー(引き金となる動作)

 

そういった要所要所に繋がる行為一連に、癖というか、縁起担ぎというか、

観ている側からすると、「なんじゃあれ?」ってなことが、

実は、プレイヤーにとっては、ナイスショットに必須の、

「やらなければならない」行為なのです。

 

なぜ、プリショット・ルティーンが必要なのか

ゴルフは、静的なスポーツです。

サッカーやバスケット、野球のように、対戦相手の動きを読んで、

とっさに反応することが必須であるスポーツを「動的」というのに対し、

ゴルフのボールは静止状態で、ターゲットも動きません。

 

ある程度は、自分のペースで、時間をかけて作戦を練り、準備をして、

気持ちが静まった状態で、自分で「Go!」サインを出す、

要するに「自分との戦い」という部分が多いのです。

 

一打一打にかかる時間が、数秒であるところは、アーチェリーなどのターゲット競技に似たところがありますね。

 

だからこそ、ベストショットを打つための準備や手順を、

自分自身で決めて、きっちり行うというルティーンが必要になってくるんです。

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プリショット・ルティーンの必須項目

プレイヤーそれぞれに個性的であるとはいえ、

プリショット・ルティーンには、ちゃんとした目的があります。

それは、

  • ターゲットまでの距離と方角の確認
  • 弾道のイメージ
  • スタンスの確認
  • スイングの確認(素振り)
  • 最終確認
  • トリガー

といったところです。

プリショット・ルティーンの具体例

1番ホールのティーショットを想定してみましょう。

気温、湿度、風速、そういった細かいことは、まだまだあとの課題として、

 

まず、ルティーンに入る前に、

そのホール全体のイメージを、GPSやスコアカード、標識などで確認します。

 

広くてまっすぐなフェアウェイなのか、

途中で右や左に曲がって、グリーンが見えないような、ドッグレッグというホールなのか、

途中に池やバンカー、林や谷などがあるのか。

フェアウェイとバンカー

大切なのは、自分のショットの飛距離で、ボールが落ちるあたりに、

バンカーや池、谷などの障害物があるかどうかです

 

あなたの平均飛距離が160ヤードだとして、150-180ヤードあたりに、何かあったら要対策。

もし140ヤードあたりまでにある障害物なら、無視しましょう。

 

常に、自分の平均、あるいは、そこそこのナイスショットを想定していきましょう。

「うまく当たらなかったら、140ヤードくらいになっちゃって、池が・・・」

なんてことは、考えません。

 

これも、ゴルフメンタルの大切なところ。

失敗を想定せずに、すすみましょう

 

ホールの全体像を把握したら、

どの方向に、どのクラブで打てばいいかが決まります。

 

初心者女子ゴルファーが、フォワード(大抵の場合、赤ティー)からプレイする場合、

ティーショットは、ドライバーを思いっきりスイングすればいいというケースがほとんどです。

広いフェアウェイ

 

打つ方向をきちっと見定め、ボールをティーに乗せます。

2-3メートルさがって、もう一度、今から飛ばすボールが、どんな’風に飛んでいくか、理想的な弾道をイメージします。

下がった位置のまま、ターゲットに向けて、本番と同じようなスタンスで、何度か素振りをします。

クラブを飛ばす方向に合わせ、ボールの横にセットし、

それと平行にスタンスを取り、

ボールの位置を確認

 

スタンスに入った状態で、ターゲットをもう一度見定めて、

あとは、自分のスイングを、思いっきりご披露しましょう。

あなた独自のプリショット・ルティーンを持とう

プリショット・ルティーンの大きな目的は、

自分をベストな状態にもっていくこと

どんな時にも、同じ一連の動きをしてからスイングに入ることで、

安定感と安心感を得ることです。

 

ベストショットのイメージ、どのようにボールが飛んでいくか、

まず、それをイメージできるようになりましょう。

どんな状況でも、イメージするのは、ベストショットです。

 

PGAプロのジェイソン・デイは、プリショットで、必ず目を閉じて、ショットをイメージしていますね。

どの位置で、何度、素振りをするかとか、

ボールの後方から、ターゲットを確認するとき、

どういう風に立っているかとか、

スタンスに入ってから、どんな風に下半身をゆすって(ワグルといいます)落ち着くかとか、

打つ直前に、クラブを引いたり、バックスイングの腕の位置を確認したり、

プロでも、様々なルティーンを持っています。

 

どれが正しいというのではなく、最低条件を満たしていれば、

あとは、自分が心地よく感じる、自分だけの準備時間・空間を

早いうちに確立すると、その分、ショットに入るときの焦りや不安が減少し、

リラックスした状態で、自己ベストのスイングができるようになります。

 

タイガー・ウッズは、プロデビュー当初から、プリショット・ルティーンをほとんど変えていないそうです。

彼のルティーンは、大げさではなく、ミニマリストといえるようなものなので、気に留めなければ、気づかないかもしれませんが、次に彼のプレイを観ることがあったら、じっくり観察してみてください。

スタンスに入ってから、一度ターゲットを見る。

ワグルしながら、もう一度、ターゲットを見る。

そして約2秒後に、スイングします。

ターゲットの2度見と、2秒後のスイング開始。

面白いくらい、同じなんですね。

 

彼のスイングや調子が、長年のカリアを通して大きく変わってきても、

プリショット・ルティーンだけは、ずっと変わらずにきたのです。

そして、それが、彼のメンタルの強さに関係があることは、言うまでもありません。

 

ということで、プリショット・ルティーン

何度もプレイしていく中で、なんとなく、これが自分に合ってるなと思う動きや、

間の取り方が、身に付いてくるものです。

無理やり決める必要はないのですが、早いうちに、独自のルティーンを確立し、

持続するというのも、ゴルフメンタルには、とても大切なことです。

 

プリショット・ルティーンでカバーするポイントは、

  • ターゲットの確認
  • 理想的なショットのイメージ
  • リラックスできる素振り
  • スイング直前の自分なりのタイミング
  • あとは、迷わず、振り切る

といったところです。

プリショット・ルティーンで、自分のゾーンに入り、

理想のショットで楽しもう!

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