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近況
Ethel's・エセルスは健在!ですが、コロナ拡大以来、テイクアウト専門に営業されています。相変わらずオーダーが混みあっているので、電話で注文してから取りにいくのがベスト。出来上がるのに通常お昼時で30分はかかります。
本物のロコ・レストラン、エセルズ・グリル
以前、フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」の「きたなシュラン&きたなトラン」というコーナーで、ちょっと小汚いけれど味はさいこ~、というお店を紹介していましたね。
とんねるずは、ハワイにもやってきて、そこここに爪跡を残して行かれたようで・・・
「とんねるず、こんなとこまで来ちゃったの~~?!」
そして、今回のお店、Ethel's Grill in Kalihi/エセルズ・グリルもそのひとつ。
三ツ星です!
Ethelってのは女性の名前なんですが、発音が超難関!
THは、舌をちょっと前歯の下に挟んだ感じで息を吐きながら「セ」という感じで、
エセㇽと言います。セにアクセントをつけて、エセㇽ ですね。
さて、ここでいう本物のロコ・レストランって何かっていうと、
- 20年以上、あるいは2代以上に渡って、ファミリー経営してきたお店
- オープン当初から、ほとんど外装・内装に手を加えていない
- 広告や宣伝をほとんどしない
- 頑固なこだわりを持っていて、流行りは無視
私の独断と偏見でまとめた条件です。
というのも、ハワイは観光業が3大産業のひとつ(軍事、観光、農業)。
そして、農業が年々衰退していく中、観光は、まだまだ上昇中で、
海外や本土からのお客様争奪戦が、それはそれは激しいのです。
ちょっと流行るかと思ったら、似たものが溢れ出す、
こんなものが好みなんだな、とわかったら、攻めまくる。
だから、古き良きハワイとか、ロコの~、とかいうのも、
かなり演出されたものが多かったりします。
そんな中で、
ただ、コツコツと、地道に、日々の生活を送っている、
夜明けと共に起き、仕込みを始め、
何十年と作ってきた朝食メニューを用意し、
顏なじみと、短い会話を交わし、
ちょっと休んだら、ランチのラッシュ。
それが過ぎれば、淡々と片付けをし、
明日の準備をして、
短い夜は、
家族との時間を過ごす。
そこには、
「これ流行ってるから、メニューに入れよう」とか、
「オシャレにしたら、女の子に人気出るから改装しよう」とか、
そういう商売っ気がないというか、興味がないというか、
だから、上の条件を満たすようなローカル・レストランは、
どんどん減っていきます。
でも、だからこそ今のうちに!!
ちょっと街から離れていても、
ちょっと薄汚い感じがしても、
ぜひぜひ、足を運んでほしいと思うのです。
ぐだぐだ書いてしまいましたが、そんなわけで・・・
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エセルズ・グリルは正真正銘のロコ・レストラン
場所は、海寄りのカリヒ(Kalihi)。
ワイキキと空港の間、空港寄り。
自動車修理工場や、倉庫、製造会社など、
どう見ても、きれいなレストランがあるような雰囲気ではありません。
が、そこには、毎日、汗を流して働く工場や工事現場のワーカー達や、
近所のひとたちが、好んで立ち寄る、朝食と昼食のレストランがけっこうあるんです。
レストランというよりは、食堂というほうが似合う、
建物や内装は古くて、確かに薄汚い感じはするけれど、
ちゃんと掃除や手入れはされていて、衛生局のPASSも出ています。
このタイプの食堂は、朝と昼だけで、3時頃には閉店という営業パターンが多くて、
ここも、朝の8時から午後2時まで。日曜と月曜はお休みです。
ばかウマな、モチコチキンとアヒツナのたたき
テーブルに出されるメニューは定番。
そのほかに、壁にはってあるスペシャルとかも、見逃せません。
でも、まず注文してしまうのが、やっぱり
もちこチキン
さっくりフワっとした感じ。チキンが極やわで、ボリュームもたっぷり。
ご飯、お味噌汁、サラダ付。
エセルの名物、アヒツナのタタキ
冷凍ではない、近海のアヒ・ツナのたたき。
濃い目の醤油たれに、醤油漬けのガーリック。結構濃厚ですが、
ご飯にあいます。魚臭さもないのは、新鮮な印。
これだけ注文されるんだから、当然ともいえるほど、よく出ます。
和風ハンバーグや、ゴーヤ・チャンプルー、タコライス、どんぶり類。
まだまだ色々食べてみたいものはあるけれど、今はまだモチコチキンを頼んでしまう。
やっぱり、日本人の好みの味を受け継いでいるからか、
味付けが、ほどよくて、まさにB級グルメの真骨頂なんです。
Ethel's Grillのご案内・Yelpに飛びます ←もっと情報・写真ご覧になりたい方は、こちらから
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お店は、小さくて、待ちがあるときは、外で待つ。
テーブルが片付いて、呼ばれるまで、ひたすら待つ。
食べ終わったら、長居しないで、さっさと帰る。
お会計は、レジまで持っていく。
作り笑いはないけれど、本当の笑顔がある、
そんなお店です。
車で行くなら、レストランの横に6-7台の駐車スペースあり。
停められないときは、周りのストリートパーキングでOK.
車無しの場合は、タクシー、ウーバー、リフトを頼むといいと思います。
ワイキキからだと、$15くらい。
B級グルメ・ローカルフードの真骨頂・エセルス・グリル
ということで、
今回は、とんねるずのおかげで有名になってしまったかもしれない、
きたなトラン、エセルズ・グリルinカリヒのお話でした。
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