最近のお話です。
英会話学習、特にオンライン英会話学習のポテンシャルを体験したくて、
おススメの「Native Camp」の講師に登録しました!
学校で学んできた英語は英会話学習の役に立つ?
日本では、ほとんどの人が中学・高校で(今は小学校も)英語をたくさん勉強します。でも、英会話ができるようにはなりません。私は英語が好きだったので、というか、英語だけは、すすんで勉強していました。
単語も熟語も文法も高校レベルまでですが、しっかり勉強しました。それでも英会話の上達にはつながりませんでした(英会話の授業は週に1回あったけど)。
でも、今思うと、単語、熟語、文法を勉強したことが、あとあとの英会話上達に大きく役立っていることがわかります。
単語や熟語は知っていればいるほどプラスだし、文法も基本的なところをマスターしていれば、文章をきれいに表現できます。学校で学んだ英語は英会話学習に必要な引出しのひとつをしっかりと埋めてくれているのです。
英会話を教えるということ
私にとって英会話レッスンとは、「慣れるまで繰り返す」お手伝いをすることです。日常英会話なら、内容自体は難しいものではありません。でもこれでもかというほど繰り返す必要があるのです。
こういう時はこういう風に言えばいいんですよ、と色んなシーンで色んなパターンを練習して積み上げていく、それを忘れないように何度も繰り返し練習して覚えて、実際に使っていく、難しくはないけれど根気のいるプロセスです。
だから、Native Campのオンラインレッスンのように、何度でも受けたいだけ講師と会話ができるというプラットフォームは、無限大の可能性を持っていると確信しています。
今回、Native Campの講師として英会話学習のお手伝いをする立場を体験することができるようになって、きっと新しい発見と喜びがあるだろうと期待しています。(諸事情により、実際にレッスンを始めるのはもう少し先で、活動期間は未定です。) 先っていつやねん!という方、Native Campでチェックしてね!
私の体験期間中、もしあなたがNative Campのレッスンを受けることがあったら、お会いするかもしれませんね。その時は新米講師ですが、よろしくお願いします!
ネイティブ・キャンプという会社
余談になりますが、ネイティブキャンプの講師という仕事に興味を持たれる方がいらっしゃるかもしれませんので参考までにどういう会社なのかを書き留めておきますね。
今回の手続きで感じたことは、Native Campがしっかりした会社だなということです。
公式サイトにリストされている4名の主要役員は日本名の方3名と韓国名の方1名。グループ会社として日本、シンガポール、セブ、セルビア、ブルガリアに拠点を置き、2022年6月時点で登録している講師数は15,605名、総社員数186名とされています。
レッスンは(日本人講師は例外として)すべて英語で行われる仕組みなので公式サイトをマルチ言語対応にすれば、提供する商品(オンラインレッスン)自体は世界共通です。
日本の生徒さんもフランスの生徒さんもブラジルの生徒さんも、ログインするサイトの言語が母国語にさえなっていれば簡単に登録できて、みな同じ講師からレッスンを受けることも可能で、グローバル化をいち早く達成されているところがスゴイなと感じます。
日本人講師の場合、日本人の生徒さんの必要に応じて日本語で説明ができるというのが利点ですが、おそらく、その他のノン・ネイティブ講師(英語を母国語としない講師)も同様に、同じ国の生徒さんを教える時には生徒さんの母国語をうまく活用されているのでしょうね。
講師登録手順も、しっかりとシステム化されていて、チェックもちゃんと入りますし、連絡もほぼ24時間以内に往復するのでサポートも確立されているようです。
ネイティブ発音に対するこだわりを理解する
「英会話を学ぶ」という時に、ネイティブから学びたい、ネイティブの発音でないと意味がない、と思われる方もいらっしゃるでしょう。
Native Campの講師は大きく分けて「ネイティブ講師」「日本人講師」「その他の講師」です。ネイティブ講師はレッスン料金がその他の講師よりも高かったり予約オンリーだったりします。
この場合の「ネイティブレベル」というのは大抵の場合、発音に限ったことです。Native Campでは主にアメリカ・カナダ・イギリス・南アフリカ・オーストラリアといった国で英語を母国語・第一国語として学んだ方々をネイティブ講師としています。
「ネイティブ」といっても、国によって独特の訛りがあります。アメリカは州によっても独特の訛りがあります。
これから英会話を学ぶ方、アメリカ英語とイギリス英語では、発音だけでなく使う単語や言い回しにも大きな違いがありますので、用途・目的に応じて、どちらに進むかを、最初に決めておくことをおすすめします。
ちなみにアメリカ英語とイギリス英語の違いは言うなれば秋田と大阪の方言の違いのようなもので、お互いを理解するのにそれほど問題にはなりません。
そういう意味では、日本訛りであろうがフィリピン訛りであろうが、ネイティブスピーカーでなくても、意思疎通・コミュニケーションを十分にできるレベルの英会話ができれば、何の問題もないということです。
言いたいことを伝える、「通じる」ということが最大の目的で、訛りがあるかないかは二の次です。
ニュースキャスターのような綺麗な発音の英語であれば、そういう動画や音声を参考にされるといいでしょう。
新プラン
それでも「ネイティブ発音にこだわる」という方に朗報です!
現在、「ネイティブ受け放題」というプランが月額9,800円で提供されています。通常プランに追加して、月額合計16,280円でネイティブ講師とのレッスンが受け放題というのは、絶対ネイティブ講師でなきゃという方には嬉しいオプションですね。
追記:講師登録までの具体的なプロセス・ネイティブキャンプ
公式サイトに、講師になりたい人向けのPRページがあります。複雑ではないのでご覧になれば大体わかると思いますが、日本人講師の場合は条件などが違いますので、注意してください。日本人講師募集要項
募集要項にあるように、応募資格は以下のうちどれかひとつでもクリアしていればOKです:
- TOEIC 750点以上
- 英検準一級以上
- 海外経験1年以上
- 英語講師歴1年以上
Native Campでemailを登録してアカウントを開設したら、まず「English Proficiency Test」というのを受けることになります。40問の4択問題を回答して、70%以上のスコアであれば合格だったと記憶しています。
テストは一度っきりで、もし不合格だった場合は6か月待って再受験のようです。
けっこう時間を気にしながらのテストでしたが、私はもともとのんびりタイプなので、TOEICやGMATといったテストの勉強をされたことがある方ならそれほどのプレッシャーではないのかもしれませんね。
中には紛らわしい問題もあったりで不安でしたが、40問中28問正解・12問誤答しても合格なので、英会話講師になるのなら、これくらいクリアしていないといけないだろうなというレベルのテストです。(私は2問誤答して95%という結果でした)
ということでテストに合格すれば、あとは、カメラ・マイク、環境設定の確認、プロフィール動画や写真のアップロード、必要情報の入力などをして正式に講師登録となります。
その後は、講師・Tutor専用のページから、各コースのセルフスタディー・デモレッスンなどをみっちり行って、レッスン開始となります。
英会話講師の経験がある方なら、オリエンテーション(セルフスタディー)のあたりはすいすいと進まれるのでしょうが、私はド素人なので、みっちりと勉強させていただいています。
Native Campには、レベルに合わせて多種多様な教材が用意されていますが、それぞれの教材を教えるためには、教材バッジと呼ばれる認定証のようなものが必要で、そのためには、各教材のオリエンテーション・自習を終了する必要があります。教材によっては自習のあとにクイズ・テストがあります。
私は、主に大人の初心者さんを対象にレッスンをしていきたいので、「初心者コース」とか「サイト・バイ・サイド」「デイリーニュース」「旅行者英語」といったところから攻めようと思っています。
自習は、数個のモデルレッスンの動画を観て、レッスン進行の雰囲気や具体的な方法を学習します。動画に出てくる講師がとても上手でいい感じなので、「うわ、大丈夫かな・・わたし・・・」と思ったりするのですが、「習うより慣れろ」が正解のようです。
最低限の準備をしたら、とりあえず実践するのが一番ですね。初期の私のレッスンに当たった方は、「慣れてへんな、こいつ??」と感じるかもしれませんが、どんな講師にも新米の時期があるとご理解・ご容赦ください。
追記2:あなたもNative Campの講師になって、英会話に磨きを!
日本人講師として採用された方は、毎月最低数のレッスンを行えば(確か25分のレッスンを月20回)、次の月には、Native Campの生徒として無料で1か月レッスンを受けることができます。
日本人講師として、英会話学習のお手伝いをしながら、自身の英会話力もアップできるという、これは素晴らしい特典です。通常、月6,480円の料金が無料になるということです。
実際、日本人講師をされている方の中には、「自分もネイティブキャンプの生徒です!」とPRに書かれている人がけっこういらっしゃいます。
Native Campの講師として受け取る報酬は決して高くはありません。25分の1レッスンで、日本人講師の場合は約800円(時給換算約1920円)だと書かれていますが(この記事を書いている2022年時点)、これは予約レッスンの場合なので、「今すぐレッスン」だとその半分くらいになるのだと思います。
実際にレッスン数を重ねていくと、評価次第で報酬アップやボーナスもあったりするようですが、それは実際に活動を始めないとわかりません。ちなみに、講師はコントラクター雇用、契約社員のような形で、正社員ではありません。
日本人講師が、生徒として無料でレッスンを受けられるという特典は、そういう意味でも、大きなベネフィットだと言えます。
目指せ、レッスン回数500回!(・・・)
講師になりたての頃は、「今すぐレッスン」をできるだけたくさんこなして、いいレッスンを提供して、生徒さんが「予約レッスン」を入れてくれるようになれば、報酬もアップするという流れです。
最初の数か月は、「今すぐレッスン」をこなすことを訓練期間だと割り切って、見習いなのに報酬もらってる~!くらいに考えればいいと思います。
そのうち、予約レッスンが増えてくれば、たとえば1レッスン約800円で計算してみると:1日4時間くらいの予定にして8レッスン行えれば6,400円。週5日教えて32,000円、月に12-13万円くらいの収入が可能になります。週20時間の拘束はパートのレベルですから、仕事の内容や達成感などを加味すれば、決して悪くはありません。
まあ、お金儲け最優先の方にはおすすめできませんが・・・。
ネイティブキャンプだけにかかわらず、講師という仕事に期待しているのは、自身の成長だけでなく、英会話を学びたいと頑張っているいろんな方々にオンラインとはいえ面と向かって一緒に学ぶ機会を持てるということ。
色んな人に出会うことで、きっともっといい学び方、アドバイスや手順などもわかってくるだろうと期待しています。
人生後半戦という時期に、こんな新しいお仕事を体験できるというのもなかなかワクワクするものです。