う~~~~ん、
あんまりかな~~~
ハワイの日系人
ハワイ州の人口は、2018年の米国・国勢調査によると、約142万人。
そのうち、アジア系は約38%
白人は約24%
混血が約23%
アジア系の中では、
長年、日系人が最多でしたが、近年、フィリピン系の人口が増加し、
日系人を上回ったようです。
1920年代には人口のほぼ半数が日系人でした。
ハワイの街を走っていると、
たくさんの古いビルの名称が、
日本の苗字になっているのにお気づきでしょうか。
スミダ・ビル、とか、イノウエ・ビル、と言った感じ。
そこここに、日系パワー最盛期の名残りを感じます。
今でも、議員、役人、裁判官、弁護士、医者、教授・・・
といった主要なポストには、
日系人の名前が並んでいます。
苗字は日本語だけれど・・
回りを見回してみると、
今、前線で活躍する日系人の多くが、三世。
じいちゃん・ばあちゃんが、日本から渡ってきた一世。
とうちゃん・かあちゃんが、アメリカ生まれ・アメリカ育ちの二世。
そして、二世が引退し、今、会社でいうと、重役クラスに君臨しているのが三世って感じ。
二世の場合は、両親が、日本語のほうが得意というケースが多く、
日本語を親から習っていることもあるのですが、
第二次世界大戦前後には、日本語を習得することが、それほど良しとされなかったのか、
成人するころには、日本語聞いたらわかるけど、喋るのは苦手という人がけっこういたようです。
三世に至っては、ほとんどの人が、流暢とまではいかず、
カタコトの日本語、あるいは、高校や大学で授業を取って、
多少話せるようになったという人が多いように思います。
要するに、日本語ペラペラの日系人は少ない!
苗字は日本語だけど・・・
日系・新二世の登場
とはいえ、LAに住んでいた頃は、
日本語と英語のバイリンガルに出会うことなんて、
そうそうなかったけれど、
ハワイでは、それほど珍しくもない、というか、
ハワイにいるバイリンガルの人たちは、
多くの場合、お母さんが日本から移住してきた人たち、
というケースが多いんじゃないかと思います。
要するに、「新二世」とでもいいましょうか。
この場合は、
日本生まれの日本人女性が、
アメリカ国籍の男性と結婚し、
アメリカに移住、出産して、
子供たちは、日本語のほうが流暢なお母さんから日本語を習い、
英語のほうが流暢なお父さん、そして生活環境から英語を学び、
バイリンガルが成立する、といった感じです。
だから、苗字は、日系アメリカ人のお父さんなら日本語だけど、そうでない場合は、日本以外のお父さんの苗字になるんですね。
そして、日本人のお母さんと、日本人以外のお父さんの血を受けた、
混血の子供たちは、
「ハパ」と呼ばれます。
ハパ、という呼び方は、
どの人種の混血の場合でも使われていて、
一部では、偏見や差別用語だとする見方もあるようですが、
回りでは、みんな、そういう意味を含まず、
ごく自然に、ハーフと呼ぶのと同じように、ハパを使います。
ハワイは、混血率が高く、
しかも二つの人種に留まらず、
3種、4種、なんてざら。
あるモデルさんは確か8つの人種の血が流れていると
言ってました。
すっごくエキゾチックで、魅力的な容貌です。
まとめ・やっぱり英会話を学ぼう!
日系人や、日系企業が溢れるハワイとはいえ、
どこでも日本語が通じるかというと、
そうでもないというのが結論です。
ワイキキには、日本の観光オフィスや出張所もあるし、
日本語でのサービスも徹底されていると思いますが、
レストランやショップに、
日本語がわかる人が常にいるかというと、
そうでもありません。
やっぱり、基本の英会話は、知っておくほうがいいということですね。
ということで、今回は、ハワイに暮らす日系人について、
ほんの少し綴ってみました。
