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you tubeアンドレアボチェッリ復活祭でアメイジンググレイス

ドゥオーモ大聖堂

ひとっこひとりいないミラノのドゥオーモ大聖堂で、熱唱

イタリアが誇る、奇跡のテノール、アンドレア・ボチェッリが、2020年4月12日、

イースターサンデー(復活祭)に、無人のミラノ大聖堂にて、

アメージンググレイスを含む5曲を披露。

Youtubeにて動画が公開されました。

https://www.youtube.com/live/huTUOek4LgU?feature=share

COVID-19 新型コロナウイルス感染の影響下

イタリアは、コロナウイルス感染の爆発的拡大で、多くの感染者そして死者を出し、

今なお、街は封鎖状態。

普段は、陽気なイタリアーノ達で賑わうストリートも、

ひとっこひとりいない、まるで一瞬にして人類が消え去ったSF近未来映画の一場面のような静けさです。

 

そして4月12日は、キリスト教徒にとって最大の祭日、イースターサンデー、復活祭でした。

いつもなら、この日に備えて、様々なしきたりや行事をこなし、

日曜日には信者たちが集い、盛大にキリストの復活を祝います。

 

今年は、コロナウイルスの影響で、人が集まるイベントは中止となり、

世界中のキリスト教会では、ライブ動画中継によって、礼拝が行われたり、

ドライブスルーで、牧師が信者に祝福を与えたりと、

前例を見ない復活祭となりました。

 

3密なしの集まり、テクノロジーに感謝

今回のウイルス感染、もしこれが20年前だったら、どうなっていたでしょう。

Youtubeもライブ動画も普及しておらず、スマホも浸透しておらず、

人々は、本当の意味で隔離され、交流を絶たれ、世の中の状況を知るにも長い時間がかかったことでしょう。

 

今の時代は、情報が氾濫し、誤報や詐欺からネット犯罪まで、たくさんの危険分子が溢れかえり、

有益と有害のバランスが崩れてきているかのように思えますが、

今回においては、

このネットというIT先端技術がもたらした環境が、人々の正気を保ち、

コミュニティー意識を持続することに役立ったといえます。

 

アンドレアボチェッリの歌声に癒された人々

ミラノ市とドゥオーモ大聖堂に招かれ、今回ソロコンサートを行ったアンドレア。

黒のタキシードに身を包み、大聖堂にひとり立つ姿は、幻想的とも思えました。

カメラが、上空から映し出したのは、

人影のない、ミラノの街、パリの街、ロンドンの街、そしてニューヨークの街。

 

多くの人の心が傷み、希望を見失いそうになるとき、

響き渡るアンドレアの歌声は、離れ離れの人々の心を癒し、

希望を与え、一本の線に繋ぎ合わせたかのようでした。

 

アンドレア・ボチェッリ『MUSIC FOR HOPE』

日程:2020年4月12日(日)
会場:イタリア、ミラノのドゥオーモ大聖堂より生中継
演奏曲目:
1. 天使のパン(フランク)
2. アヴェ・マリア(J.S.バッハ/グノー)
3. 聖なるマリアよ(マスカーニ/メルクリオ編)
4. 主なる神~《小ミサ・ソレムニス》より(ロッシーニ)
5. アメイジング・グレイス(伝承曲)

 

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