子供にピッタリのオンライン英会話を選びたい
そう思ってリサーチを始めてはみたものの、その種類の多さに戸惑っておられるのではないでしょうか。そこで、リサーチいたしました!
人気プログラムの主要なポイントを徹底比較検証して、最後には、ぴったりのプログラムにたどりつくようにまとめていきます。
では早速、オンライン英会話レッスンに関する予備知識から確認していきましょう!
★予備知識はいらないので、今プログラム選び実践編に飛びたいという方はこちらからどうぞ。
子供のオンライン英会話で、最も大切なポイント、決め手は何ですか?
今回リサーチしたのは、18種類の人気オンライン英会話プログラム、半分以上が耳慣れた名前だと思います。
まずは、オンライン英会話に求めるもの、決め手は何なのかをチェックしていきましょう。キーポイントをしっかり認識しておくと、選ぶ時の決め手がクリアになります。
予算・レッスンに必要な金額
オンライン英会話のレッスン料金、主な違いは:
- レッスン回数:週に受けるレッスン回数が多いほど、値段は上がります。
- ネイティブ講師 (母国語が英語) と日本人講師のレッスンは、非ネイティブ講師 (通常フィリピン人) より高くなります。
長期契約(3ヵ月、半年、1年など)、または家族で2名以上の契約などで割引が提供されるものもあります。
講師の質、ネイティブか非ネイティブか
ネイティブ講師や日本人バイリンガル講師の授業料は、非ネイティブ講師に比べてかなり高くなるので悩ましいところですよね。
非ネイティブ講師のほとんどはフィリピン人。普段の生活で全く困らないレベルの英語力に加えて英会話教師認定試験やトレーニングなどを受けた質のいい講師陣を誇るプログラムも多くあります。
オンライン英会話の講師陣は世界中どこでもほとんどが在宅勤務の契約講師なので、頻繁に入れ替わりがあります。長期に渡って同じ講師のレッスンを受け続けるよりも、色んな人との英会話を体験できるんだという気持ちを持つことも大切です。
講師の質は、ネイティブ・非ネイティブに関わらず、どのプログラムの場合もあたりはずれがあると考えておくほうが無難です。細かいことを言えば、ネイティブといっても国や地方の訛りがあるかもしれないし、フィリピン人講師の間でも、アクセントの度合いは違います。
アクセント以上に重要なのは、子供達が楽しく学べる講師を見つけることです。担任制を推奨しているプログラムもありますが、色んな人の色んな英語に接していく中で、3-4人のお気に入り講師に出会えたら、こっちのもん!ではないでしょうか。
レッスン環境と構成
もし親御さんがコンピューターやネット上の操作を最小限にしたいとお考えであれば、レッスン環境に着目しましょう。
スカイプやズーム利用:無料アプリをダウンロードして設定、授業に合わせて起動します。慣れてしまえばそれほど難しくはありませんが、レッスン中に間違ったボタンを押しちゃったとか、接続がおかしくなってしまったとか、問題がないわけではありません。
独自のアプリ利用:スクール独自のアプリを利用する場合は、登録したマイページから、ボタンひとつでレッスンを開始できます。独自アプリの中には、レッスン教材が画面に表示されたり、同じページから予習復習に使う教材にアクセスできたりと、子供だけでも操作しやすいものがあります。
その他:講師が在宅勤務か出社型かという点。まず、講師がフィリピン国内からアクセスしている場合、ネット回線や電気系統の安定性という点では、オフィス勤務のほうが安心です。ビジネスオフィスの場合はネット回線の質がよく、停電の際のバックアップ対策も整っていることが多いからです。
加えて、個人差はあれ、オフィス勤務のほうが、よりビジネス・マインドを持ちやすいという傾向はあるかもしれません。
オンライン英会話講師の需要は非常に高く、パート契約で在宅勤務をしている講師が相当数います。在宅講師の場合、リラックスしてちょっとカジュアルすぎ?と感じることもありますが、これはまさに千差万別なのと、やってみないとわからない要素が多いので、頭のすみっこに留めておかれる程度でいいとは思います。全体としては、在宅勤務式の講師数が圧倒的に多いのが現状です。
スカイプやズームの操作は、それほど難しくはありません。でも、子供のオンライン英会話という点から見ると、独自アプリを使える利点は大きいと思います。操作が簡単なだけでなく、独自アプリの場合は、予習復習、自習などに使える副教材が、豊富なことが多いからです。
オンラインレッスン自体は通常25分です。週に1~3回のレッスンだけだと、上達速度にも限りがあります。楽しく学べる副教材がたくさんあって、毎日何かしら英語に触れることができる、そんな環境が一番大切だと思います。
教材、副教材の種類と量
レッスン中に使用する教材:
独自の教材: たとえば、学研とか旺文社といった大手が運営しているプログラムの場合、レッスンで使用される教材は、さすがに質が高いなと思います。すでに別ルートで販売・立証ずみのものが多いので自信を持って提供できるでしょうし、何より私達ユーザーにとっては、かなりのコスパ・アップです。
市販されている教材: 書店やオンラインで購入してレッスンで使ったり、予習復習で使う場合は、「Let's Go」と「We can」という子供向きのテキストが一番人気・定番です。小学校低学年の間は、テキストがなくても問題ないと思いますが、高学年からは、読み書きも含めて、テキストに沿ったレッスンに慣れていくといいと思います。
プログラムによっては、様々な有料教材が提供されていますが、基本的に子供のオンライン英会話レッスンに関しては、まず、レッスン、予習復習・自習、すべてオンラインのみで始めてみるのがいいのではないかと思います。
レッスン中に使う教材は、すべて画面上で見ることができるものをおすすめします。講師が実際に本を開いて画面に映すよりも、モニター上に表示されるタイプのほうが、見やすさの点では優れています。
ただし、レッスン中に画面をタップ・クリックしたり文字打ち込みをする操作を最小限にしたい場合は、実際にお試しレッスンを体験してから判断するほうが安心でしょう。
オンライン英会話を選ぶ決め手・その他の要素
ここまでの4つのメジャー要素を念頭に、理想のレッスン像を思い浮かべてみましょう。
4つのメジャー要素
- レッスンの料金
- 講師の質(ネイティブ・非ネイティブ)
- レッスン環境と構成
- 教材・副教材
では更に細かい着目点をいくつか挙げてみます。
予算・料金について
料金に関して大切なポイントは、長期で予算を組むということです。子供が英語を生活の一部として取り入れられるようになるにはある程度の時間がかかります。英語圏の小学校に放り込まれて英語オンリーの環境に浸る場合とは条件が違います。(参考記事:脳科学研究が導き出した子供の英会話習得ロードマップ)
レッスンを始めて最初の半年から1年は、できるだけ頻繁に英語環境に浸れるように設定してあげましょう。毎日レッスンを取って予習復習もちゃんとできるのは理想かもしれませんが必須ではありません。レッスンは週に3回以下でも、毎日、動画やゲームなどで自習できる環境があれば、必ず英語力は伸びます。
子供の英会話に関しては、金銭的なことだけでなく、大人がどれだけの時間や手間をかけてあげられるか、それが最重要ポイントだと思います。
レッスン予約・キャンセル・休会・退会など
予約もキャンセルも、すべてオンラインで行われます。塾のように曜日も時間も予め決めてしまうタイプもありますが、ほとんどは自由予約制で、ルールはプログラムによって様々です:
- 〇日あるいは〇時間前までに〇件まで予約を入れることができる
- キャンセル・変更は〇時間前までにすれば料金がかからない
- 休会・退会は次回引き落としの〇日前までに届ける
といったことですが、それ自体がプログラムの命とりになるほどの差はありません。ただし、頻繁にスケジュールが変わったり、あまり先まで予定が組めないなど、家庭の事情によっては、こういった点をしっかり確認しておく必要があります。
追加料金・ポイント、チケット制度
- ポイントやチケットの値段や有効期限
- ネイティブ・日本人講師を依頼する際の追加料金
プログラムによって、追加でポイントやチケットを購入しておいて、臨時のレッスンや追加料金支払いなどに利用するというシステムです。(全レッスンをポイントやチケット制にしていたり、キャンセルなどで返金する場合にポイントやチケットが付与されるケースもあります。)
たとえば、通常通りに予約するのですが、次回はバイリンガルや日本人講師の予約を取りたいので、追加料金としてポイントを利用するといった場合です。そのポイントやチケットに有効期限がついてくることがあるので、その場合は、期限以内に使い切るようにする必要があります。
問題が起こった際の日本語サポートと質
大多数のプログラムは日本の会社が運営していて、日本語でのサポートも提供されています。サポート媒体は主に、チャット、電話、メール、オンラインですが、緊急ならチャットか電話、お問い合わせならメールというように複数の手段があると安心です。
たとえば、スカイプでレッスンしている途中で問題が発生し、日本語サポートを依頼したい時、連絡はスカイプのみ・・などとなっていると、ちょっと戸惑うかもしれません。
サポートの待機時間・回答時間・質などは、ケースバイケースと言わざるを得ません。そもそも問題がないことが一番なのですが、万一のために、確認しておきましょう。
キャンペーン・お得情報
ほとんどすべてのプログラムは、無料お試しレッスンを提供しています。25分のレッスンを2回というパターンが多いようですが、中には7日間とか10日間お試しというものもあります。無料お試しでも、ネイティブや日本人講師でお試しする場合は追加料金がかかるということもあります。
無料お試しで25分を2回と言う場合は、1回目がレベルチェック、2回目が実際のレッスン体験、というものが多いようです。
無料お試しレッスンは、いいとこづくめです。時間が許すかぎり試してみることをおすすめします。色んなタイプのプログラムを試してみるのもいいし、タイプを絞ってから似たようなプログラムを複数試してみるのもいいし、かたっぱしから試してみるのもいいと思います。
お試しをする場合は、あとで見直したり比較したりできるように記録を取っておきましょう。注目する点は:
- レッスン開始までの操作のしやすさ・マイページなどの使い心地
- 講師の質や雰囲気、レッスンの進め方
- 教材の使い方、副教材の有無
もちろん子供の反応も大切です。ただし、お試しに登場する講師は、ウケの良いベテラン講師が登場することもありますし、自分で選んだ講師でもあまり気に入らなかったという事もありますので、それだけを決定打にしないほうがいいでしょう。
講師の質に関しては、どのプログラムも概ねケースバイケースです。
お試し期間中に、無料で利用できる副教材や動画、ゲームなど、あるものはすべて、のぞいておきましょう。豊富な副教材があることは、かなりのポイントアップです。
いかがでしょうか?
色々とカバーしましたが、「現実的かつ理想に近いオンライン英会話レッスン」のイメージが出来上がってきたでしょうか。
【実践編】子供のオンライン英会話レッスン選び・あなたの Best はこれ!
では、これまでの点を考慮しながら、実際にプログラムを絞り込んでいきましょう。次のセクション「実践編」では、プログラムを次のように大きく分類して、紹介していきます:
- 予算重視:お得なプログラム
- 環境重視:レッスン環境と講師の質や種類
- 教材重視:レッスン教材、自習教材など