スポンサーリンク
ジョン万次郎という人をご存知ですか?
NHK大河ドラマの
「龍馬伝」とか「西郷どん」にも出てきた
幕末から明治にかけて活躍された、
土佐出身の人です。
本名は中浜万次郎さん
14歳の時に、
乗り込んだ漁船が遭難してしまい、
無人島で143日もの間、
乗組員5人と、しのいでいたところを、
アメリカの捕鯨船に救助され、
そのままハワイからアメリカ本土へと渡り、
その捕鯨船の船長さんに気に入られて養子となり、
学校に通って造船やら測量やらたくさん学んで
約10年後に帰国。
鎖国が終わった後の日本が、
他国と交流する際に色々と手助けをして
その名を歴史に残した人物です。
帰国後の万次郎さん、こんな感じの方。
日本人で初めてアメリカの地に降り立った人。
日本人で初めて鉄道に乗った人。
日本人で初めてアメリカ留学をした人。
詳しくは、
ドラマや本などで知っていただくとして、
ここで注目したいのは、
万次郎さんの英会話伝授法。
スポンサーリンク
万次郎さんはどのように英会話を教えたのか?
英語の予備知識など
まったくなかった万次郎さんは、
子供が言葉を覚えるのと同じ要領で、
英語を覚えていったそうです。
耳で聞いて、
表情や動作を繰り返し観察し、
真似ることを続けて、
身につけていった、
まさに生きた英会話だったのです。
私達が現在、
義務教育の英語で習う方法とは、
まったく違う、
斬新なシステムともいえます。
たとえば、
日本では
略して「パンスト」と呼ばれるパンティーストッキングは、
アメリカでは、Pantyhoseと呼びます。
日本語読みだと、パンティーホースですね。
この発音を、
万次郎さんは、
「パニホー」
と教えました。
さて、
アメリカの幼稚園児を集めて、
「何て言ってるかわかる?」
と聞いたところ、
「パンティーホース」と言っても
誰一人わからなかったけれど、
「パニホー」と言うと、
何人かが、「Pantyhoseだ!」と答えたのです。
驚きでしょ?
アルファベットを
学校で学んだように発音するよりも、
綴りにこだわらず、
聞こえるままに発音することで、
英語はもっと通じるようになるのです。
日本の学校で教える英語は
レベルも高く、
優れているのですが、
通じる英会話を身に着ける
ということを優先しているわけではありません。
せっかく義務教育期間が9年もあるのだから、
言語を学ぶ能力が優れている10代前半までの間に、
通じる英会話を学ぶ環境が
もっと充実すればいいのにと、思います。
私が体験してきた、
通じる英会話への早道。
これから色々と
お話していきたいと思います。
スポンサーリンク